そんなことより

重大な問題に瀕している。(九分九厘妄想だけど)
だが、残りの一厘の可能性を無視出来ない・・・



お年玉が、貰えるらしい。


母方の祖母の家に挨拶に行けば。
親戚が揃っている、祖母の家に行けば。



それなら去年も行って、少なからずユキチさんを頂いてきたから問題は無いのだろう?
ところがどっこい、今月だったか先月だったかよく覚えていないのだけれども
父方の祖母が、亡くなっているのだ。


普通だったら問題は無いだろうが、俺はその葬祭一式をサボタージュしていて、
それは、まぁ、病欠扱いになっていたとしても、
今回の召集に応じると言うことは、次のサボタージュは敵前逃亡として扱われる
と言った意味合いも含む・・・可能性があるのだ。
次はその祖母かもしれないし、また別の人間のソレかもしれない。


或いは、3日だったかの昼飯を集まって食おう、と言う企画なのだが、
病を押して、金目当てにノコノコ現れただけで即刻折檻と言う(親戚一同の前で)
そういう罠なのかもしれない・・・


その点、弟は抜かりなく葬祭作戦に参加していたりするもんだから、
そりゃあ、兄の立場は存在しない。


そもそも、働きもせず学びもせず、そんな存在が親戚一同に晒されるなんてイベント自体
忌避して然るべきだと主張したいのだが、
正月だけは軽蔑の眼差しを一身に受けても、貴重な現金が貰えると、開き直っていたのだが
今回はかなり意味合いが異なってくるだろうと言うのは一考に価するだろう。



俺は、どちらかに傾くだけで、あちらとは対立することになるのだから。
双方に主張はあったとしても、どちらも正しいとは思えない。
故に、今の今まで日和見主義に徹してきたわけだが。
どちらか一方を選べと強迫されるのなら



第三勢力を設立するしか無いのかもしれない。
親戚一同の前で高らかに宣言した暁には、
親父から勘当を宣告される恐れがあるものの。




まぁこれも妄想の一端ではあるが、可能性としては零じゃない。
予めあらゆる場面を想定しておくことで、得られるものは多いと、思っている。