Kingfisher

LPを持ったら。全てが変わった。


ここ数日間状態は悪くてもSTを弾いていた。
アンプから鳴らさなかった日もある。だがそれも含めてSTはSTなんだ。
あのボディのラインが生音さえ軟らかくかつエッジのある音に変える。
そう、アンプから音だろうが弦振動の音だろうがどっちもストラトキャスターって奴なんだろう。


だがLPならどうだ?重く厚いジューシーなサウンドと言うか。
それをKingfisherは一段と引き立ててくれた気がする。
一番おいしい音ってのがこのエフェクターでは非常に分からない。
時々刻々と変わっていく波のようなものがこの箱には詰まっていて、
それに上手くあわせるようにツマミの位置を決めればいいんだ
もうこれはサウンドレポートなんてモンじゃねえ。概念だ!哲学だ!


と、冗談半分の前置きはこのくらいにして。
ここ数日間ずっとSTを弾いていた。
軽くて手に取りやすい。それが長所の一つだろう。
Kingfisher評価試験の名目でSTで結構弾いた。
ブースターを付加するのもブースターとして付加するのもやった
まぁまずまずな音だったと報告しとこう。


んで、今日久しぶりにLPを持った。


するとどうだ?STで無理*1して使っていたのが分かった。
ちょっと疲れたもんな。あんときは。シングルコイルには向かない。
普遍的なSTには向かないと思った。


そして今日、LPで理想郷を垣間見た。
荒々しさの中に柔らかさを。棘のある滑らかな音。

*1:歪みが足りない