リベンジ

去年か一昨年くらいの話だ。
どういう経緯だったかは覚えていないが、とても有名な洋楽のコピーに挑戦したことがあった。
多分、アコギの音色で始まるそのフレーズさえ弾ければ満足だったんだろう。
その挑戦は、なんとなく始まりなんとなく終わった。特に難しいことは無いフレーズだから、粗方弾けるようになったのだと思う。
これは推測だが、アコギをあまり弾かなくなった、と言う理由が主なものだと思う。
(当時所有していたアコギがボロくて今一愛着が湧かず、手入れせずに弦がボロボロに錆びていた)


時は流れて、つい10日程前だろうか?
CDに金を割くのが億劫だったから、ウォークマンの中身がマンネリ化してしまって、
もうCD音源ならなんでも良いからと言う理由で、親父からビートルズのベスト版とか、80年代の有名な曲等が入ったCDとか色々と借りたのだ。
(因みに、このCD達は幼少の頃、親父が昔乗っていたパルサーの車内で、よく聴いた曲ばかりだった、親しみのある音楽であった。)
その中に、かつて挑戦した曲があったのだ。
速攻でウォークマンにぶち込んで、何度も聴いたのだが、
聴けば聴くほどにこの曲、完コピできそうなのである。
丁度いいタイミングでアコギも再開していたこともあって、ハードルは飛び越えられるくらいの高さだと推測し、
昨晩、この曲の完コピを決断した。



ソロなんかが厄介なのだが、ちゃんと練習を続ければ弾けると思ったし、
多少難解なコードがあっても、コード弾きが唯一の取柄なのだから、臆することは無いだろう。
危険なのは、主に二点。
曲が長いので構成を覚えるのが大変そうだと言うことと、
アコギでバレーコードが抑えるのに苦手意識を克服出来ていない点か。(指の関節が太いので堅いアコギの弦だとどうしても苦しい場面がある)





睡剤と抗鬱薬なぞを集中投与された夜は、新しく物事を覚えるのに適さない。(と言うか薬を飲んだ後の記憶が殆ど無い)
過去に弾けたけど忘れてしまった、とか言う程度の曲ならば、サルベージするのは問題無いみたいだが、(脳ではなく、指に曲を記憶させるため)
しかし、フレーズ単位では完全に思い出し、いつでも弾けるようになるものの、曲の構成を記憶するのはさっぱりなようで、
無意識下でしか一曲丸ごと弾けないと言う、とても頼りないものなのだが


果たして、夜練で曲を記憶できるのか。それもちょっとテクニカルなソロや、独特なバッキングなども含めて。



とりあえず今日は、一日目。最初の8小節くらいを練習した。(記憶には入らない。
と言っても、この変は昔トライしたときに弾いていたので、もうちょっと練習すれば、直ぐにアコギのパートは終わるだろう。





うむ。夜の楽しみが増えたな。