2010-04-23 それは 小言。 楽器話 それは其処に在った。在り続けた。叫ぶこともせず、ただ存在していた。 久しぶりに手に取った。一月弱くらいか。だがそれは何も変わらずそこにあった。 エッジのある鋭い歪み。 密度と倍音の豊かな、此方は新入りか。 だが全て、慣れ親しんだ音だ。音だけじゃなく、ギターもアンプも、 全てが変わらずそこにあった。 待っていた。と言うのは願望かもしれない。 それらには意識などなく、だが確かに弾く者を待っていた。 そして俺は帰って来た。