この季節がやってきた。

この年度末になるといつも弟君が小遣いの増額を求めて論争している。
妥協点を探り合ってその結果が資金になるわけだから重要なのだが
我が家の弟はこういう交渉がへたくそなのだ。
兄である俺が今持っている話術のアドバンテージは絶大である。


今の俺の立場じゃ増額なんて言えたモンじゃない。
ので静観しているとどうも親父が渋っているのに気付いた。
俺が弟君と同じ年齢のときに比べて差が歴然で、なんとも気の毒である。


いやいや、ここで同額になると兄の威厳なんてのも無いよ。いやもとからだけど


しかし図書代だけでも別予算を確保できてよかったよ。月に4000近くになるんだから
読書はもはや俺の生命線の一つにまでカウントされているわけだし、
そもそも今の俺の立場からして小遣いをもらえるだけでも感謝しなくてはならんのだ。
いや、もっとだよ。飯を食わせてもらってることも感謝しなければならないし、
こうやってインターネット環境を作ってもらっていることにも感謝しなければならない。


ここまで考えればもう1円だって無駄に使うことは出来んかもな。