体調を崩して入院している祖母のお見舞いに行った。
今週の木曜手術があった。末期癌だそうだ。


現実身が湧かないのか、それとも生きとし行けるものが死ぬというだけのことに執着が無いのか、あまり深くは考えられない。
それでも生まれてこの方大恩人には変わりないので寂しいという感情は溢れていて、鬱陶しいくらいに感傷に飲み込まれている。
もう一度退院できるのだろうか?できないのだったらもう会えないかもしれない。
退院とは言わないからせめて一度でも家に帰ってきてほしい。
照れ臭いけれど優しい音楽を聴かせてあげたい。
そして昔のビデオを見るんだ。俺が生まれた頃とかのヤツを。
少しでも上手に弾けるようになろう。
涙腺は強いけど、久しぶりに涙が出てきた。



人を想って泣く事は決してかっこわるい事では無い。
なんとなく真意が見えた気がした。