ワルイコト/すりる

とりあえず外を散歩してきました。(雪舞中)
何か絵になる物ねえかなあなんて歩いていたら、
「近い将来壊されるアパートを発見。」
敷金礼金0で家具ブロードバンド付きなアレでソレだ。


外観上全く人気は無く、工事の粉塵を軽減するであろう幕みたいなのが張ってあった。
何の気なしにドアノブを捻ると空いた
空いてしまったものは仕方が無いので土足で上がってみた。
 何部屋か見たものの引越しが念入りで面白そうな物は無かったが、床にあった書類等を回収して撤収。
3分ほど真っ直ぐ歩いた先の街灯の下で拝読。
 ガスの領収書、ガス料金値上げ告知書、部屋のカードキーの番号、あと入居のススメみたいなしおり的な物。
(最後の太字のヤツには大きく持ち出し厳禁とあった)
「何時か一人暮らししたらこんなのに目を通さなきゃなんねーのかなー」
なんて思いつつ物品隠滅の為に川に流した。
 振り返ってみればくだらないものの、灯りの無い部屋に侵入するとそれなりにスリルがあった
「このドアの向こうにやべぇ人達が薬とかやってたらどぉしょぉ」とか
「やっぱまずいことだから朝になってゲソコンでばれたらどうしよう・・・でも手袋してるから決定的じゃねえよな?」とか
「闇が包む部屋に土足で上がって首吊って死んだって言う家主の残留意念とかで幽霊美少女が出てこねえかなあ
 やっぱ背徳心があると真ん中のは怖れますよね。
一番上のはだったら侵入するなと。最後のはどちらかと言うと妄想・・・
最初と最後のは後でぼけっと考えていたにしろやっぱり背徳心があると悪いことは出来ませんね。
と言うか悪い事やってる自覚はあるんですから。


流石に家具の類は無かったですけど持ち出せば幾許かになりそうなブツはありましたぜ。
ガス給湯器 ×10なんて誰かパクって行きそうなものをな。