我家の爺様は頭が良くない
時代がそうさせてきた人生だろうけれど、
やっぱり悪いって評価を下さざるを得ないのもしょうがない。




しょうがない。


と、俺は言いたくない。
72年前に生まれた彼は中学を卒業後就職
就職と言っても詳しくは知らない。
良い意味でも悪い意味でも田舎生まれ田舎育ち
戦時中の思考が抜けきれてないって言うか、
やっぱり根性論を俺に喋る感じ。
目も耳も良いとは言えなくって、
世代が離れすぎて上手く話しが伝わらなかったりと、
書けば散々な爺様だが、
俺は好きだ。


古臭くって口下手でお人好しで、
前に俺があげた湯飲みを使ってくれる爺様が。



でもやはり言葉に躓く分両親は顔を曇らせる
親父殿はずっと前に爺さんに諦めたと聞いたことがある。
母さんは会話の中に根性論が混ざり今の時代に合わない事を、
何時の時代までも唱えたりすることとか。


でも俺は昔遊んでもらった御恩がある。
長男だからとか言う話も聞くが、
それでも俺は今でもこいこいしたりして遊んでくれる(遊んでやる?)爺様と、
円滑なコミュニケーションをとりたいと思う。。





結局世代遅れの老人を劣った個人と捉えますか?って話。



俺は嫌だ